入学式の色々な情報: 2008年1月アーカイブ



常に注目される存在なのがアイドルやタレントです。このアイドルやタレントと入学式は深い関わりがあります。一見あまり関わりがないように見える両者ですが、これはどういうことなのでしょうか。
アイドルと呼ばれる年齢のタレントさんはほとんどの人が中高生の年齢です。まだ学生なので、すでにアイドルとして有名になっている人が今から入学式に臨むことがしばしばあります。普通なら入学式と言っても本人と身内の人だけのものですが、アイドルとなると話は違います。有名人は公人とばかりにアイドルが出席する入学式はファンやマスコミ関係者、カメラ小僧と呼ばれるアイドル撮影を趣味としている人などでごった返します。他の新入学生にとっては迷惑な代物ですが、これも有名税と言ったところでしょうか。
アイドルの入学式として有名なのは、やはり何と言っても広末涼子が早稲田大学に入学した時の入学式でしょう。彼女は高知県出身で、地元の優秀な進学校に在籍していました。もとより成績優秀だったこともあり、大学は早稲田大学への進学を希望しました。何せあのヒロスエが人気絶頂の頃に大学に入ってくるということでしたから、早稲田大学の学生だけでなくファンも色めき立ちました。
入学式は当然大パニック。マスコミ関係者が陣取り合戦を繰り広げ、一目見ようとする学生や野次馬、そしてカメラ小僧でごった返し、とてもまともに入学式を執り行える雰囲気ではありませんでした。有名人が入学するから仕方ないとは言え、これはさすがにどうかと思います。その後広末涼子が初登校する日はさらに大変な事態になったのを覚えています。大学というのは誰でも自由に出入りできるスペースですから広末涼子見たさに無関係な人が大量に押し寄せて入学式以上のパニックになったことを記憶しています。
早稲田大学には門があるものの、誰でも自由に出入りできるオープンなキャンパスにこだわっているので開学以来門を閉めたことがなかったそうです。戦時中や学生運動の時代にも早稲田大学の門は開いていたそうですが、それがなんと広末涼子の初登校時に閉めることになりました。それだけ招かれざる客が多かったということでしょうね。早稲田の伝統を塗り替えたヒロスエ恐るべし。
"ヒロスエの早稲田入学式"と並んで話題になったのが紺野あさ美の慶應義塾大学入学です。紺野あさ美とはモーニング娘。などを擁するハロープロジェクトの一員で、モーニング娘。にも在籍していたことがあります。突然芸能界を引退し、大学入学検定を受検して高卒資格を得て慶応義塾に入学するというのはすごいことだと思います。ですが芸能界を引退しているにもかかわらず元アイドルが入学式に出てくるのですから、この年の慶應義塾の入学式がパニックになったのは言うまでもありません。



入学式というのはお祝い事です。お祝い事となると付き物なのが祝電、つまりお祝いの電報です。祝電というと結婚式や何かの授賞式などを想像しますが、果たして入学式に祝電というのはどうなのでしょうか。入学式の祝電にまつわるマナーについてお話したいと思います。
入学式に祝電を打つことは実際にあります。ですが結婚式のように全ての人が同じ目的で利用しているのとは若干違う気がします。それでは入学式の祝電について実例を交えてご説明します。
まず祝電をどこに送れば良いのか?意外にここで一度考えてしまいますね。結婚式なら披露宴が行われている会場に送ればOKなのですが。果たして入学式の祝電はどこに届ければ良いのでしょうか。常識的に考えて、誰か特定の新入学生に対して祝電を打つ場合は入学式の会場に送るのはナンセンスです。他の新入学生もたくさんいるのですから。会場に届く祝電というのは、一般的にそこにいる新入学生全員に向けられたものであるのが一般的です。「本日ご入学された皆さん、ご入学おめでとうございます」といった具合です。おおむねこの手の祝電は地元選出の代議士であったり、その学校出身の名士だったりします。筆者が知っている限りでは、熱心なセンセイになると地域の学校で行われる運動会や発表会にも祝電を寄せています。
そうではなく特定の新入学生に対して祝電を打ちたい場合は自宅に送るのが無難です。それなら確実に本人や親御さんの手元に届きますし、他の人の手前を気にすることもありません。
次に重要なのが宛先です。ここで言う宛先というのは住所という意味ではなく、誰に対して送るのかという意味です。幼稚園や小学校くらいまでは親の手を離れていないので入学式の祝電は親御さんに対して送るのが一般的とされています。もちろん祝電を打つのは本人宛ですが、そこに保護者の方の名前を併記することになります。
中学校以上の学校になると保護者の方ではなく、新入学する本人に祝電を打つのが一般的です。特に中学校以上の学校になると受験の結果難関校に見事入学したというケースもあるので、その場合はお祝いムードを盛り上げるような文章を送ってあげたいところです。



入学式のシーズンがやってきました。この記事を書いているのが1月の下旬ですから、入学式のシーズンが間近に迫っています。入学式シーズンがやって来るということは、その前に卒業式のシーズンも同時にやってきます。ショッピングセンターに行くと卒業式や入学式向けのフォーマルウェアや学習机などのコーナーが設けられ、新入学の季節なんだと実感させられます。
もう大学を卒業して10年以上経過している筆者にとっては、今後よほどのことがない限りは「新入学」というものは体験できないわけで、そう考えると毎年この季節になると感慨深いものがあります。
毎年この季節になると有名大学などの入学式が大きくニュースに取り上げられます。入学式なんて毎年同じことをしているに過ぎないのですからとりたてて新しいニュース素材になるとは思えません。それなのに、やはり毎年入学式の様子はニュースで大きく取り上げられます。そこには特別な意味があるようにも思えます。
ところで入学式というのは万国共通のように思われがちですが、実はそうでないことをご存知でしょうか。例えば入学シーズンが4月というのは少数派で、欧米などではほとんどの国での入学シーズンは9月です。入学式=桜満開という日本のイメージとはかなり違って、欧米の入学式=紅葉なのです。これはご存知の方も多いですね。
ですが入学式が存在しない国があるということまでご存知の方は少ないと思います。これはどういうことなのでしょうか。例えばスウェーデン。スウェーデンでは満7歳を迎えた時点で入学となるので、日本のように全員が一斉に入学するということがありません。つまり入学式を行うことが実質的に不可能です。これは筆者もこのたび初めて知ったことなのですが、個人を尊重する北欧らしいというか何と言うか、誕生日が早い子は早くから学校になじむことが出来ますが、誕生日が遅い子になるとすでに学校になじんだ子ばかりのところに入っていくのですから日本人の感覚ではちょっと違和感をおぼえます。
日本の入学式というのは祝辞や挨拶が主体となっており、儀式的な意味合いが強いのが特徴です。何かとセレモニー好きな国民性がこういうところでも如何なく発揮されていると思います。毎年この時期になると有名な学校の入学式がニュースで紹介されるのもそういった国民性の表れでしょう。
特に難関の学校に見事合格して入学する場合などは感激もひとしおということで、入学式で全てが終わったかのような表情を見せる新入学生やその親を見かけるのもこの時期です。

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