入学式のシーズン

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入学式のシーズンがやってきました。この記事を書いているのが1月の下旬ですから、入学式のシーズンが間近に迫っています。入学式シーズンがやって来るということは、その前に卒業式のシーズンも同時にやってきます。ショッピングセンターに行くと卒業式や入学式向けのフォーマルウェアや学習机などのコーナーが設けられ、新入学の季節なんだと実感させられます。
もう大学を卒業して10年以上経過している筆者にとっては、今後よほどのことがない限りは「新入学」というものは体験できないわけで、そう考えると毎年この季節になると感慨深いものがあります。
毎年この季節になると有名大学などの入学式が大きくニュースに取り上げられます。入学式なんて毎年同じことをしているに過ぎないのですからとりたてて新しいニュース素材になるとは思えません。それなのに、やはり毎年入学式の様子はニュースで大きく取り上げられます。そこには特別な意味があるようにも思えます。
ところで入学式というのは万国共通のように思われがちですが、実はそうでないことをご存知でしょうか。例えば入学シーズンが4月というのは少数派で、欧米などではほとんどの国での入学シーズンは9月です。入学式=桜満開という日本のイメージとはかなり違って、欧米の入学式=紅葉なのです。これはご存知の方も多いですね。
ですが入学式が存在しない国があるということまでご存知の方は少ないと思います。これはどういうことなのでしょうか。例えばスウェーデン。スウェーデンでは満7歳を迎えた時点で入学となるので、日本のように全員が一斉に入学するということがありません。つまり入学式を行うことが実質的に不可能です。これは筆者もこのたび初めて知ったことなのですが、個人を尊重する北欧らしいというか何と言うか、誕生日が早い子は早くから学校になじむことが出来ますが、誕生日が遅い子になるとすでに学校になじんだ子ばかりのところに入っていくのですから日本人の感覚ではちょっと違和感をおぼえます。
日本の入学式というのは祝辞や挨拶が主体となっており、儀式的な意味合いが強いのが特徴です。何かとセレモニー好きな国民性がこういうところでも如何なく発揮されていると思います。毎年この時期になると有名な学校の入学式がニュースで紹介されるのもそういった国民性の表れでしょう。
特に難関の学校に見事合格して入学する場合などは感激もひとしおということで、入学式で全てが終わったかのような表情を見せる新入学生やその親を見かけるのもこの時期です。

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このページは、isが2008年1月28日 10:03に書いたブログ記事です。

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