入学式の挨拶(あいさつ)の最近のブログ記事



儀式好きの日本人は、その儀式の中でも祝辞や挨拶、スピーチといった人前で言葉を述べる機会をとても大切にします。

少しでも地位のある人に含蓄のある話をしてもらうことが儀式そのものを価値を高めることになるので、自ずとその祝辞の時間に気合が入ります。
そんな祝辞を頼まれた人にとってはそれがそのままプレッシャーとなります。
ここで祝辞や挨拶をビシッと決められるかどうかというのは、逆にその人の社会的地位を左右するのですから失敗できません。ここでは入学式の祝辞や挨拶についてのお話をしたいと思います。
入学式の祝辞を述べる人というのはその入学式に出席している人の中で最も地位の高い人というのが普通です。
来賓などで地位の高い人が来ている場合は、その人に祝辞を述べてもらうこともあります。

「祝辞」というくらいですから、お祝いのメッセージを新入学の学生たちに伝えるのが目標です。
校長や学校の代表が祝辞を述べる場合は自分たちの学校に入ってくる学生たちに向かって言葉をかけるのですから、その学校に入学することに対してのお祝いを伝えるとともに誇りが持てるような言葉をかけることになります。

ここに、東海地方のある小学校の入学式で実際に祝辞として述べられたものを念頭にお話します。
まずは「新入生の皆さん、●●小学校へご入学おめでとうございます」というお祝いの言葉から始まります。
小学校の入学式ですから、そこに集まった児童は幼稚園や保育園を卒園した子供たちです。そこでの生活を小学校の生活との違いを話し、これまでも色々な友達が出来たという思うが、これからはもっとたくさんの子供と知り合うのでたくさんの友達を作って思い出を作って欲しいという言葉を述べます。
この祝辞を述べたのはこの小学校のPTA会長さんなので、次にPTAという組織の説明をします。PTAが子供たちのためにあるということが最も大切なので、そこに重点を置いて話します。この会長さんはPTAの人なので、祝辞は子供たちだけではなく親御さんにも向けられます。親御さんに入学お祝いの言葉を述べ、親御さんとPTAの関わりについての説明をします。とかく自分たちだけで悩みがちな親御さんに向けて、自分たちだけで悩まずにPTAを積極的に利用するように促します。最後は学校の教職員に対して子供たちが安全に健やかに成長できるように協力を要請し、祝辞は終了となります。

祝辞スピーチというのは話す人の立場を踏まえて、その人が所属する組織についての説明をしながら協力を要請するということが盛り込まれてます。

したがって祝辞としては大変お手本のような内容だと思います。

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